耳鳴りはなぜ聞こえるか

静かな部屋にいても、さわさわと音が聞こえる…これは、体の中の音が原因。
代表的なのは血液の流れる音です。
交通事故の後遺症などで、耳鳴りになることがありますが、これは原因不明です。

しかし、ある種の耳鳴りの原因については、原因が推定されています。
音は、鼓膜→耳の小骨→うずまき管と伝わり、このうずまき管の内壁の一部に
数多くの毛が生えていて、音の信号を電気信号に変えて、脳に伝えます。
そこで、耳鳴りのする人は、このうずまき管の内壁の毛の一部が折れたり、
切れたりしたためだというのです。

なんの音もしない時でも、この毛は微弱な電気信号を出していて、
この信号がきている時には、脳は静かだと判断しますが、
毛が折れたり切れたりして、微弱な信号がとぎれると、
何か音がしているのだろうと勘違いして、耳鳴りを起こすのです。
この、毛の損傷は、オートバイの爆走音で1時間、ロックを30分聞くと起きます。